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器具の滅菌・消毒について

こんにちは!

 

稲沢のぐち歯科院長の野口です。

 

本日は当院が最もこだわっている滅菌・消毒についてお話させていただきます。

 

稲沢のぐち歯科の滅菌室は、患者さんに待合室から見ていただけるようにガラス張りになっています。

一般的な歯医者さんでは、滅菌消毒室は、患者さんから目の届かない場所に設置されていることがほとんどだと思いますが、最近、感染症によるリスクが高くなってきた背景から、患者さんにより安心して治療をお受けいただきたいという思いから、稲沢のぐち歯科では、患者さん自らの目でご確認していただけるように、滅菌消毒室を見えるところに設置しています。

ですので、ご来院いただいた際にはぜひ滅菌消毒室を見ていって下さい。

滅菌室は大きく分けて、

赤の汚染区域

黄の中間区域

緑の清潔区域

というように、一方通行になっていますので、途中で治療で使い終わった器具と清潔な器具が交わることはありません。

 

滅菌の流れとしては、まず治療で使用した全ての器具を薬液に浸けて薬液浸漬消毒を行います。

その後、超音波洗浄機にかけて細かな振動により血液やタンパク質を除去します。

次にジェットウォッシャー機に1時間半ほどの時間をかけて、高温で洗浄と消毒を行ないます。最後の工程として乾燥を行います。乾燥することにより、細菌の再繁殖を防ぎます。この工程が非常に重要です!!

 

稲沢のぐち歯科では、飛沫による院内感染を防ぐためにスタッフによる器具の手洗いは一切行っておりません

手洗いを行うと、水しぶきとともに汚染物質が飛び散る可能性があります。(スタッフの防護医の着用も必要になってしまいます)

スタッフの感染を守ることが、患者さんを守ることにつながるために徹底しています。

 

ジェットウォッシャーでの洗浄が終わった後は、それぞれの器具を滅菌バッグに入れて132度、2気圧の高温高圧で滅菌作業を行ないます。

滅菌により全ての細菌、ウイルスを死滅させます。

 

患者さんから、

「なぜ青い袋(滅菌バッグ)に器具を入れるの?」と質問を受けることがありますが、滅菌バックに入れることで、滅菌が終わった器具を直接素手で触ること無く患者さんの治療に使うことができるので、器具の滅菌状態が保たれるからです。

 

また、治療で利用するハンドピース(歯を削ったり、掃除をする電動の機械)は、ハンドピース専用の滅菌機で滅菌を行っています。本来であれば、他の治療器具と一緒に滅菌器にかけても良いのですが、患者さんのお口の中を治療するための大事な器具になりますので、ハンドピース内部の滅菌しにくい箇所まで特別なハンドピース滅菌器で滅菌消毒しています。

 

滅菌が終了したものは、全て棚の中に収納することにより、外気からの汚染を防止します。

 

このように稲沢のぐち歯科では、

・患者さんに安心して治療をお受けいただくために

・患者さんを感染症からお守りするために

滅菌と消毒を徹底して行っておりますので、

ご来院いただく際には安心してお越しいただけたらと思います。