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歯間ブラシを使うと歯ぐきが下がる?4つのポイント

愛知県稲沢市 稲沢のぐち歯科 歯科医師・院長 野口敏英

Q:歯間ブラシを使うと歯ぐきが下がる?

結論からいいますと、
歯ぐきが下がるような「歯に隙間ができる」ことはありません。※適切な使用方法をした場合です

Q:歯ぐきが下がることはある?
結論で※に書いてあるように適切な使用方法をした場合は下がりません。
間違った使用方法をしてしまうことで下がります。
簡単に言うと、力を入れすぎていたり、サイズが合っていなかったりする場合に多いです。
乱暴に行うことにより、歯ぐきを傷つけてしまい、歯ぐきが下がってしまいます。
切り傷やニキビの傷跡をイメージしてもらうといいでしょう。


Q:どうしたらいいの?
歯ぐきが下がっている原因を見つけることです。
専門家である我々歯医者でチェックを行います。
力を入れすぎているのか、サイズが合っていないのかをアドバイスします。
患者さん一人一人に合った歯磨きの仕方をお伝えします。
稲沢のぐち歯科のスローガンである「プロ歯磨きができる歯医者」です。


・歯間ブラシを使用して良い結果として歯ぐきが下がる場合があります!
それは歯ぐきに炎症を起こしている場合です!

歯肉炎や歯周病の初期の状態です

歯ぐきに炎症を起こしていると歯ぐきは腫れています。
腫れている状態というのは歯ぐきが盛り上がっています。
なので歯の隙間は塞がれている状態です

話はそれますが、なぜ歯ぐきは腫れるのか?
炎症とお伝えしましたが、仕組みを説明します。
炎症とは細菌と体の免疫の戦いです!
歯ぐきの周辺に細菌がいることにより体は細菌を戦います。⇦これが免疫です
この戦う戦士は血液にいます。血液の中の「白血球」や「好中球」です。
この戦士が集まらないことには細菌をやっつけることはできません。
この細菌が集まるとどうなるかというと、血液がたくさん集まるということです。
集まるとどうなるかというと、水風船みたいに膨らんできます。
これが「歯ぐきの腫れ」です!
歯ぐきに血液が溜まっているので赤く腫れます。

ちなみに、戦士が血管から外に出ないと歯ぐきにいる細菌をやっつけることはできません。
血管や歯ぐきに隙間を開けて外に戦士が出てきます。
これは「出血」です。
歯磨きをすると出血するのはこのことです。

「歯ぐきが腫れている」「歯ぐきが赤い」「出血する」
この3つは
炎症を起こしている証拠です
歯磨きができていない場所です
細菌がいることを示しています

Q:歯間ブラシを使うとどうなるの?
歯間ブラシなどを使用して細菌を取り除くと戦士が戦う必要がなくなります。
すなわち、集まっていた血液はなくなっていきます。
そうすると腫れがなくなり歯ぐきが引き締まってきます。
引き締まることにより歯ぐきは下がって隙間ができます。


 ↓ 歯磨きを徹底したことにより歯ぐきが引き締まり、歯の間に隙間ができました。

これは良い結果として「歯ぐきが下がる」結果になります。

炎症がある場合は積極的に歯間ブラシを使用しましょう!





愛知県稲沢市 稲沢のぐち歯科 歯科医師・院長 野口敏英