マタニティ歯科検診はなぜ必要か？
それは、つわりや生活の変化が妊娠期に発生します。
妊娠中は、
唾液の分泌量が減りネネバネバして自浄化作用（汚れを洗い流すこと）が低下し、清掃不足になりお口の中の環境は悪化する傾向にあるため虫歯や歯周病になりやすいです。
そして歯周病が進行すると、早産や低体重出産の危険性が高まります。
そのため大切な赤ちゃんを守るためにマタニティ歯科検診は大切です。
- 歯科用レントゲンは、赤ちゃんに影響はありませんか？
当院で使用しているレントゲンは放射線の少ない最新の機械を使用しています。
しかし、影響はゼロではないため、患者様と相談して決めます。
レントゲンを撮影しなくてもできる範囲で治療を行います。
目視での確認には限界があるため、出産後落ち着いたら撮影しましょう。
- 治療中に使用する麻酔、薬剤は、赤ちゃんに対して影響はないの？
局部麻酔はお口の中のみ効きますので、お腹の中の赤ちゃんには影響ありません。
また、妊娠中も服用できるお薬を選択して使用します。
しかし、使用しないのがベストでしょう。
- 虫歯など見つかったら、妊娠中でも治療はできますか？
妊娠中も治療はできます。つわりがおさまる４ヶ月から５ヶ月以降から、７ヶ月頃までが望ましいです。（個人差があります。）それ以降も体調が良ければ、患者様と相談しながら治療を行います。
レントゲンが撮影できないため、重度の虫歯などは限界がある場合があります。
- 虫歯は赤ちゃんに移りますか？
ママなどの唾液を介して、虫歯の原因菌が赤ちゃんに感染することがあります。ナーバスに考えすぎないで、まずは赤ちゃんのそばにいるご家族の皆さんが、お口の中を清潔に保ち、虫歯を減らすことが重要です。
当医院がマタニティ歯科検診で行っている取り組みは３つあります。
一つ目は、口腔内チェックです。赤ちゃんがお腹にいる時期から、間々やご家族のお口の中を清潔にしておきましょう。
二つ目は、定期クリーニングです。歯周病の炎症性物質がへその緒をつうじて、赤ちゃんに影響し、早期低体重児の確立が高まると言われているので、定期クリーニングをしていきましょう。
三つ目は、正しいブラッシングの指導です。妊娠中は、女性ホルモンの働きで、歯肉がはれやすくなったり、血が出やすくなったりします。歯石を除去し、プラークコントロールを良好にすることで、炎症を最小限に抑えることができます。正しいブラッシングをマスターしましょう。
まとめ
これから誕生するかわいい赤ちゃんを守るためにもまずママやご家族の方がお口の中を見直すことでマイナス一歳から守ることができます。
わからないこと、心配なこと、不安なことなんでも大丈夫です。一度当院にご相談ください。