Q:なぜ生後6ヶ月から歯医者に行くの?
A:理由は3つあります
①歯医者に慣れる
子供にとっては歯医者は“行きたくない場所“のことが多いです
嫌になることの多くは痛い治療をされるから!
痛い治療は大きな虫歯になるとしなければいけないことが多いです。
虫歯は早期発見早期治療が大事です。
すなわち虫歯が進行するのを予防するには虫歯になる前から歯医者に通うことが重要です!
②歯の強化と細菌の抑制
生えたての歯はまだ成熟していないため強くありません。
時間が経つことにより歯の表面のエナメル質が成熟し硬くなります。
成熟するまでの間が虫歯になりやすいためフッ素を用いて細菌が増えるのをおさえて虫歯のリスクを下げましょう!
またフッ素によりエナメル質をより強くすることで、虫歯菌の抵抗力を増やすことができます!
③歯並びを良くするためのアドバイス
歯並びは歯が勝手に決まった場所に生えてきて、生まれた時から歯並びが決まっているわけではありません。
顎の大きさや唇や舌の動き、日常の癖などによって決まります。
例えばぽかん口の癖があると唇のストッパーがないため前歯は舌に押されて前方に出てきます。出っ歯の完成です。
こういった日常の癖や生活習慣で歯並びは変わります。
大人の歯は子供の歯を道標に生えてくるので子供の歯が重要になってきます。
道標を良い方向に導くためにアドバイスをさせてもらいます!
Q:何歳から歯医者に行ったら良いの?
A:歯が生えてきてからが望ましいです
生後6ヶ月ほどで下の前歯が生えてきます
Q:何をするの?
A:歯科衛生士によるクリーニングとフッ素塗布です!
3才ぐらいまでは機械なども怖いためキッズルームで寝転んで、歯科衛生士による歯磨きとフッ素塗布を行います。
いきなり診療室ではなくキッズルームで慣れていきましょう!
慣れてきたら診療室で機械を見たり触りながらできそうなことをしましょう!
慣れたら大人顔負けの歯科衛生士によるメンテナンスをおこなっていきましょう!
もちろん最後にはフッ素を塗って終わります。
Q:どれくらいの間隔で通ったらいいの?
A:当院では1〜3ヶ月間隔の通院をお勧めしています
生え変わりの時期は生えたての歯は弱いためフッ素を塗布する機会が多い方がいいため、1ヶ月ほどの通院間隔をおすすめします。
虫歯があったり、治療したことがある、歯並びが重なっている場合などは虫歯のリスクが高いため、同様にフッ素を塗布する機会が多い方がいいでしょう。
リスクが低く、しばらく生え変わりがない、生え変わりが終わった時は間隔を空けてもいいと思います。
まとめ
虫歯になりにくい環境にするために、歯が生えてきてから歯医者の受診をおすすめします
歯並びも早いうちから対策を取ることが重要です!
愛知県稲沢市 稲沢のぐち歯科 歯科医師・院長 野口敏英